第30回全国豊かな海づくり大会~ぎふ長良川大会~
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式典行事(会場 関市文化会館)
関市文化会館大ホールを会場にして、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、全国各地からの招待者を含めて約1,100人のみなさまが出席した式典行事。
今大会の主役である未来の地球を担う子どもたちがいきいきと躍動し、創作舞踊や合唱、最優秀作文などが披露され、「水を守る」「地球を守る」「森・川・海のつながりの大切さ」が表現されました。
式典行事の演出では、1枚の大きな布を持った子どもたちが舞台で華麗に舞うと、命が吹き込まれたように布が膨らみ、大きな青い地球が現れました。また、天皇皇后両陛下とともに出席者全員でヤマリン藍染ハンカチを一斉に振り、いつまでも青く輝く美しい地球を守ることを誓いました。
大会決議
我が国は、森、川、海が、その豊かな恵みを人々に提供し、世界に誇れる日本型食生活と食文化を育んできた。
人々は古より、自然と生活を見事に調和させ、絶ゆまぬ放流による資源の増殖や、環境の保全に努力してきた。
かけがえのないこの自然が、生活と文化の基盤であることを再認識して、私たちは、この恵まれた環境を、誇りをもって未来へと伝えてゆかなければならない。
日本海に注ぐ庄川や神通川、太平洋につながる木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川を有するここ岐阜県で、第30回全国豊かな海づくり大会が開催されるにあたり、「清流が つなぐ未来の 海づくり」を合い言葉に、さらなる環境・生態系の保全に努め、豊かな森、川、海を守り育て、次の世代に引き継ぐことをここに決議する。
平成22年6月13日
第30回全国豊かな海づくり大会
放流・歓迎行事(会場 関市池尻 長良川河畔)
関市池尻の長良川河畔を会場にして、招待者など約1,500人のみなさまが参加して開催された放流・歓迎行事。
水の恵みに育まれ1千有余年の歴史を誇る関市の伝統漁法「小瀬鵜飼(おぜうかい)」が披露されたほか、県境を越えた上下流域のつながりを象徴する「回遊旗」が和太鼓の演奏にあわせて9隻の舟にのせて優雅に披露されました。
天皇皇后両陛下による「お手渡し」では、天皇陛下から「ヤマメ」を、皇后陛下から「ウシモツゴ」をお受け者がお預かりし、式典行事終了後に本来の生息地などに放流しました。「お手渡し」に続いて行われた放流では、天皇陛下が「アユ」と「カジカ」、皇后陛下が「アジメドジョウ」と「アマゴ」を来賓と招待者500名とともに放流しました。
行事のクライマックスには、「森・川・海」をイメージして岐阜県産の東濃桧を使って作製されたカスタネットを、自然への感謝と誓いを込めて参加者全員で清流長良川に向けて合奏しました。
奉送迎(関インターチェンジ~関市文化会館~池尻長良川河畔~関市役所)
東海北陸自動車道「関インターチェンジ」より関市に入られた天皇皇后両陛下。関市文化会館(式典行事会場)、池尻長良川河畔(放流・歓迎行事会場)、関市役所(御昼食・企画展御鑑賞会場)の各訪問先をつなぐ沿道は、天皇皇后両陛下を歓迎しようと、小旗を手にしたおよそ3万7千人の市民で埋めつくされ、笑顔と歓声があふれました。
また、沿道に目を向けると、市内の小中学生や花プランター育成応援隊、放流・歓迎行事会場周辺の地元住民のみなさまが大会まで大切に育てたベゴニアやアゲラタムなどがきれいな花を咲かせ、市内はあたたかな歓迎ムードに包まれました。
ふれあい交流行事「せき海づくりフェスタ」(会場 関市本町通り ほか)
関市本町通りを中心にして、海づくり大会開催期間の6月12日(土)・13日(日)に開催されたふれあい交流行事「せき海づくりフェスタ」。2日間あわせて7万8千人のみなさまにご来場いただき、大変な盛り上がりをみせました。
自然環境保全活動に携わる各種団体の多くの方々の日ごろの活動のようすなどを、パネル展示や体験コーナーなどで紹介し、身近な自然や、流域でつながる自然を守ることが「豊かな海づくり」へとつながることを知ってもらう「テーマゾーン」。「刃物のまち せき」ならではの豊富な刃物製品や、関市はもとより、自然の豊かな恵みに育まれた県内外の特産品や料理の販売、親子や友だちで楽しめるさまざまな体験・参加型イベントで来場者のみなさまに楽しんでいただいた「まちおこしゾーン」。2つのゾーンを柱にして、環境をテーマに刃物を中心とした「元気なまち 関市」を全国に向けて発信しました。
お問い合わせ
関市役所産業経済部農林課(北庁舎2階)
電話: 0575-23-7705
ファクス: 0575-23-7741
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