「寄せ書き旗」リレー

　美しい海はその上流の川が守り、その美しい川はさらに上流の山や木があればこそ守られて美しい海がある。そういう資源や環境を守っていくことは大事なことで、みんなで海や川、山、森をきれいにしようということを伝えるのが来年の海づくり大会です。よく考えてみれば、板取川の水が長良川へつながっています。そしてその長良川は海へつながっています。その海は地球の裏側までつながっています。世界中につながっています。そう考えると、私たちは水をきれいにしなければならないと思います。
　みなさんが旗に書いてくれた思いを、関市内小中学校あわせて30校で、気持ちを一つにして伝えていこうとスタートをします。みなさんの思いを寄せ書きしていただいて、来年の6月12・13日に関市で開催される海づくり大会を、みんなで盛り上げ、成功させるために、今日は重要な日です。みんなで素晴らしい大会にしましょう。

　海をきれいにするためには、まず川をきれいにしなければならないと思います。川の近くに住んでいる私たちが、ごみを捨てたり川を汚したりしないように心がけ、地域の人や板取に訪れる人たちにも呼びかけていきたいです。きれいな川にして、たくさんの魚が住みやすい環境をつくっていきたいと思います。

　来年の海づくり大会に向けて、板取がリレー旗の出発地となりました。私たち6年生は、総合学習で板取の山や川のことについて学習しました。山を手入れし、大切に木を育てることで、そこからわき出す水が谷となり川となり、大海に注いでいくことも学習しました。私たちは自分たちの山や川をこれからも大切にしていきます。

　板取小学校では、森林学習やカワゲラウォッチングなどの環境学習を行い、板取の自然環境や昔からの文化を調べて、自分たちで板取自慢ができるように頑張っています。そして、そのために地域の方々に協力をしてもらっています。
　今回の「寄せ書き旗」には、ふるさと学習や環境学習で分かったこと、自然や文化を大事にして、後々にまで伝えていけるようなメッセージを記入して、みんなで板取の自然を守っていけるようにしたいと思います。
　豊かな森が豊かな川や美しい海を育んでいるということを考えながら、板取という川の上流地域に住んでいる私たちは、この自然環境をこれからどうしていけばよいかを、この機会によく考えてみたいと思います。