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あしあと

    慢性腎臓病(CKD)は国民病です!

    • ID:5870

    慢性腎臓病(CKD)って何?

    糖尿病や高血圧症などのさまざまな要因により、腎臓の働きが慢性的に低下する、または、たんぱく尿が出るなどの腎臓の異常が3カ月以上続く状態です。慢性腎臓病(CKD)の方は、成人8人に1人いるだろうと推測されていますが、問題なのは、多くの人が「自分が慢性腎臓病(CKD)であると知らない」ということです。慢性腎臓病は、心筋梗塞や脳卒中などの心血管病の発症のリスクが高くなることが分かってきました。また、慢性腎臓病が進行して腎不全になると最終的には透析が必要になります。

    慢性腎臓病は、自覚症状がでないのが特徴です。自覚症状が出て受診したら「はい。今日から入院、明日から透析を開始します。」という場合も、実際にあります。

    こんな方は要注意!

    1. 尿検査:尿たんぱくが陽性
    2. 血液検査:GFR(糸球体ろ過量) 60未満

    1、2のどちらか、また両方が3か月以上続いている方

    ※糸球ろ過量「GFR」は、腎臓の機能を知ることができる指標です。この「GFR」は、血清クレアチニンの検査値と年齢・性別を使って、計算によってだすことができます。「GFRが60」と言われたら、腎臓は60パーセントの働きしかできなくなっているということになります。

    慢性腎臓病(CKD)の原因は?

    生活習慣病

    • 高血圧
    • 糖尿病
    • 脂質異常症
    • 高尿酸血症
    • 肥満
    • メタボリックシンドローム

    その他の原因

    • 高齢・CKD家族歴・過去の検診における尿異常・腎機能異常・腎形態異常
    • 薬剤(非ステロイド系消炎鎮痛剤)の常用 ・急性腎不全の既往・膠原病・感染症・尿路結石など 

    慢性腎臓病(CKD)を予防しよう!

    • 定期的に健診を受けて、生活習慣を見直しましょう。
    • 食生活の改善と運動で肥満を解消し、禁煙を実行しましょう。
    • 血圧が高めの方は、血圧の管理をしましょう。
    • 治療者の方は、主治医の指導を十分に守りよいコントロールを目指しましょう。

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