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あしあと

    市長のしあわせコラム(4月)

    • ID:8690

    市民が主役のまちへ

     昨年の12 月議会において、関市のまちづくりの基本的なルールを明文化した関市自治基本条例が制定されました。その制定記念と条例の啓発の意味を込めて、行政学・地方自治論の第一人者である大森彌(おおもりわたる)・東京大学名誉教授を講師にお招きして講演会を3 月に開催しました。「市民が主役のまちづくり いま、私たちがすべきこと」と題して、自治基本条例制定の意義や背景、関市自治基本条例の評価すべき点と注意すべき点、最大の課題である人口減少に対する取組みの重要性など、大森先生から示唆に富んだお話をいただきました。
     大森先生の話で特に印象に残ったのは以下の点です。
    ・市町村合併の不平不満をいつまでも言っていてもしょうがない。自治基本条例は関市がひとつになったという宣言でもあり、ここからスタートするということではないか。
    ・市役所も縦の関係の方がやりやすく、成果も出しやすい。しかし、この条例で協働がうたってあるということは市民・議会・行政が対等で横の関係ということだから、これは簡単なことではない。ただし、これからのまちづくりは、この方向で進めていく必要がある。
    ・市民満足度を調査するという考えは違うのではないか。住民にとって厳しいことでも、納得をしてもらえるように説明をしていくことが大切である。
     関市が進めてきたまちづくりの方向性に改めて確信を持つことができた講演会でしたが、条例を制定しただけで関市がただちに目に見えて変わるわけではありません。自分たちの関市をつくっていくのは、関市に暮らしている私たちしかいません。この意識を多くの方に持っていただくには、これから10 年・20 年かかるかもしれませんが、一歩ずつ進んでいければ、と思います。

    まちづくり講演会

    大森教授にご講演いただきました


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