市長メッセージ もっとしあわせ日本一をめざして
[2016年1月2日]
ID:9096
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輝かしい新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
市民の皆さまには、平素より市政に対しましてご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
新年も「日本一しあわせなまち関市」の実現を目指し、創意工夫を重ねて、市民の皆さまとともにまちづくりに邁進したいと思います。
昨年は、関市の話題が日本全国を賑わした一年となりました。関市が誇る伝統漁法「小瀬鵜飼」が国指定重要無形民俗文化財に指定され、その効果もあって例年よりも多くの観光客に小瀬鵜飼をご観覧いただいたとともに、全国鵜飼サミットを関市にて盛大に開催することができました。そして「清流長良川の鮎」が世界農業遺産の認定という栄誉を授かり、関市の魅力ある観光資源が高い評価をうけたことを大変喜ばしく思います。
また、刃物プロモーション事業の一環で制作した刃物PR動画「もしものハナシ」が動画サイトに掲載されると、その斬新な映像が大いに話題を呼びました。さらには、フェイスブックやブログにおいて関市の新しい観光スポットの「名もなき池」(通称:モネの池)や「関善光寺の宝冠大日如来」(通称:五郎丸ポーズの仏像)などが評判となり、大変多くの観光客に来訪いただきました。このほかにもツイッターでの「つぶやき」がご縁となり「井村屋あずきバー」と「日本刀鍛錬」がコラボレーションを果たしたり、美濃加茂市と岐阜高島屋との三者連携によって魅力的な謝礼品を全国に向けて発信することができ、ふるさと納税が増加いたしました。改めてマスコミやSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の影響力の大きさを実感したところです。
地方創生が叫ばれるなか、地域が直面する「人口減少・少子高齢化」という大きな課題に対応していくため、「関市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、人口ビジョンに示された将来展望人口の実現に向けて対策を講じてまいりたいと思います。
「まち」の分野では基幹的産業であります刃物の拠点的エリアとなる「刃物ミュージアム回廊整備事業」を推進し、将来的には国内外から来訪する観光客の満足度を満たすような場所としていきたいと考えています。
「ひと」の分野では、移住定住政策に重点を置き、若者や子育て世代に関市を選んで住んでいただけるよう、きめ細やかな行政サービスを提供していきたいと考えます。さらには広い市域をもつ関市の地域資源にさらに磨きをかけ、マスコミやSNSなどを活用して効果的に情報発信することで、地域の魅力を広く周知してまいります。
関市は「西のゾーリンゲン、東のセキ」と謳われた世界に名だたる刃物の産地であり、優れた技術を持つモノづくりのまちです。「しごと」の分野では、モノづくりの高い技術を強みとして広くアピールし、地域産業のさらなる成長や雇用を支える優良企業の誘致を進めるとともに、全国的に有名な中小企業支援センターの力をお借りして、チャレンジを試みる若手起業家への応援や、既存の中小企業の経営改善に対する支援を担う「関市ビジネスサポートセンター(仮称:Seki-Biz)」を設立して地域経済の活性化に力を注いでまいります。
こうしたさまざまな施策を着実に実行し成果を上げるため、厳しい財政状況下ではありますが、「最小の費用で最大の効果をあげる」ことを念頭に、不断の行財政改革を全庁的に推し進めるとともに、将来に渡る大きな課題であります公共施設再配置に取り組むなど、持続可能な市政運営を維持してまいります。
私はこれまでも「日本一しあわせなまち関市」の実現を掲げて、さまざまな分野において、市民の皆さまのしあわせを第一に考え、そして未来を担う子どもたちに負担を残さないことを常に頭において市政運営に当たってまいりました。今後も市民や企業、NPO、市民団体と行政が連携して活力あるまちづくりを展開していきたいと考えています。市民と行政との協働によるまちづくりの取り組みとして、市民みずからが地域課題について考え、解決のために施策を提案・実行する「まちづくり市民会議」の開催や、地域のことは地域で決めることができる多機能自治組織の「地域委員会」の活動をさらに充実させ、自主的・主体的なまちづくり活動を促進してまいります。
私は、市民と行政が互いに手を取り合い支え合うことで、山積する課題が少しずつ克服され、その積み重ねによって「日本一しあわせなまち関市」の実現にまた一歩近づけるものと確信しています。そして、夢の実現のために全力を投入することをここに改めてお約束いたします。今後とも市政に対しまして深いご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
新春の門出にあたりまして、皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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