市長のしあわせコラム(1月)
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イギリスの伝統ある刃物のまち(1月)
改めまして、新年明けましておめでとうございます。今年も関市のため、市民の皆さんのために全力で邁進する決意です。
昨年11月のヨーロッパ視察では、関市・ゾーリンゲンと並んで「世界の刃物の3S」と呼ばれるイギリス・シェフィールド市も訪問しました。
シェフィールド市も昔から刃物のまちとして栄えてきましたが、100社を越えていた刃物会社が、現在は15社まで減ってしまっていました。中国などアジアの廉価製品の影響が大きい、という説明でした。また、技術を持った職人の養成・確保も課題であり、若い世代の職人のなり手が少ない、という問題を抱えていました。これについては、5年ほど前から若い職人に技術を教える場を、行政や刃物業界と共同で作っているそうです。
市内にある刃物会館も見せてもらいました。刃物業界のトップ「The Master Cutler 」を1年ごとに業界内で選ぶそうですが、壁には約400年前の1624年から「The Master Cutler」の名前が刻まれており、これを見るだけでもシェフィールドの歴史と伝統の重みを感じました。
また、シェフイールド市が再開発した建物の中にも、新しい刃物ミュージアムがありました。刃物会館は内向けでしたが、こちらは観光客などの外向けの展示内容となっていました。映像・写真などを多く使った展示内容でしたので、見やすかったですね。
今後、関市でも刃物のまちの顔となる「刃物ミュージアム回廊」整備を進めていきますが、今回のヨーロッパ視察で視察した刃物のまち(フランス・ティエール、イギリス・シェフィールド)も参考にしていきます。
刻まれた名前に伝統を感じて(シェフィールド刃物会館)
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