市長のしあわせコラム(平成28年9月)
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☆関市と種子島をつなぐ物語『海波の音』☆
今年2 月の関市文化会館での公演で好評を得た「関音楽劇の会」の創作音楽劇『海波の音』の種子島公演(西之表市)が、8 月20 日に成功裡に終わりました。
1543 年に種子島に漂着した南蛮船から鉄砲が伝来し、藩主の種子島時尭から命じられ、国産初の火縄銃を作った八板金兵衛清定は濃州関の出身です。ネジの技術が当時の日本にはなく、苦心する父の姿を見て八板金兵衛の娘・若狭がポルトガル人に嫁ぎ、その技術を得て国産化を成し遂げた、という話が伝わっています。今回の『海波の音』は、その悲話を題材にした音楽劇です。
種子島では、八板金兵衛清定と若狭は皆さんよくご存知ですが(市内に銅像があったり、フェリーに“わかさ”と名前が付いたりしています)、その出身が関市であることは知られていないそうです。また、関市においても、国産初の火縄銃を作った八板金兵衛清定が関市出身であることを知らない方も多いと思います。
今回、関市も西之表市も事業補助金を出しましたが、公演にかかった経費の大部分は、地元西之表市の実行委員会の皆さんが資金集めを呼びかけていただき、実施することができました。改めて、実行委員会の皆さんに心から感謝を申し上げるとともに、地元関市の物語を掘り起こしていただいた「関音楽劇の会」の皆さんにもお礼を申し上げます。
今回の公演のご縁を機に、関市でも関鍛冶伝承館などに八板金兵衛清定と、日本初の国産鉄砲製造の物語などを紹介したい、と思いますし、種子島との交流にもつなげていければ、と考えています。
八板金兵衛清定の銅像(種子島・西之表市内)
『海波の音』第2幕より
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