平成29年 年頭ごあいさつ
[2017年1月1日]
ID:10477
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輝かしい新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
市民の皆さまには、平素より市政に対しましてご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
新年におきましても「日本一しあわせなまち関市」の実現を目指し、創意工夫を重ねて、市民の皆さまとともにまちづくりに邁進したいと思います。
一昨年のブーム以来、多くの観光客を集めた板取の「名もなき池」通称「モネの池」はその人気は衰えることがなく、広く県内外から大勢の観光客にお越しいただいております。また、曽代用水が世界かんがい施設遺産に認定されたことをうけ、昨年11月に岐阜県で開催された「全国農業担い手サミット」に合わせて、皇太子同妃殿下が関市下有知の曽代用水杁之戸分水をご視察され、大変光栄なことと喜ばしく思うとともに、関市の魅力を広くアピールできた一年となりました。
政策面では、関市が掲げています重点施策のうち「雇用・経済」の分野においては、中小企業支援として産業支援拠点「関市ビジネスサポートセンター(通称:Seki-Biz)」を開設し、地域で頑張る企業家の皆さまやこれから創業をお考えの方などのチャレンジをサポートしてまいりました。おかげさまでセンターの評判も上々で、市内にとどまらず近隣からも相談にお越しいただき、会社の売り上げアップや販路拡大、新商品開発などに意欲的に取り組んでいただております。こうした取り組みは中小企業の元気を呼び、従業員の所得増や雇用拡大といった地域経済活性化につながるものと確信しています。今年も引き続き、企業支援や産業活性化に力を注いで参りたいと考えています。
内外へ向けてのPRや事業によって関市の魅力を広く情報発信した昨年でありましたが、平成29年は市民の皆さまに寄り添った、市民生活に密着した取り組みや行政サービスにも力を傾注したいと考えています。子どもたちや高齢者、障がい者といった方々に対する施策は当然ながら、困っている方や悩んでいる方にきめ細かくサービスを提供できるような事業を展開できたらと思います。在宅要支援者のための生活支援サービスや、市役所での障がい者就労促進プロジェクトなど新たな事業により、市民の皆さまが温かい心でお互いをいたわり合い、助け合っていくことでまちづくりが進展するような仕組みづくりを検討しています。また、社会貢献活動や地域経済活動が「幸せの循環」としてつながり、それがまちの活力となって人々に元気をもたらすような社会サイクルを構築していけたらと考えています。買い物や飲食など皆さんの日常の消費行動が、寄付という形で子どもたちへ投資できるような市民参加型社会貢献事業を企画しています。
関市が誇る一大イベント「刃物まつり」は今年、記念すべき50回目を迎えます。昭和43年に初めて開催された刃物まつりはさまざまな変遷を経て、半世紀に渡り続けられてきました。毎年20万人を超える観光客を集めるこの刃物まつりがこれまで開催してこられたのもひとえに先人の弛まぬ努力の賜物であり、これからも60回、70回そして100回と続けていくことが私たちの使命でもあります。節目を迎える第50回刃物まつりに向けて、日本一の刃物のまちに相応しい「おもてなし」の気持ちを込めて、今年は刃物に特化したイベントや事業を実施していきます。現在、整備を進めております刃物ミュージアム回廊整備事業におきましても、平成30年の工事着工を目指して取り組んでいます。関市の観光拠点であり、刃物産業の発信拠点でもあるこの施設は、刃物のまち関市の顔となる重要な施設となります。市民の皆さまや各種団体、商工産業界の皆さまと十分な協議を重ね、世界に誇れる拠点整備を実現して参りますので、温かいご理解とご協力を賜りたいと思います。また、このエリアにアクセスする都市計画道路の西本郷一ツ山線などの市内幹線道路も開通に向け整備を着実に進めています。交通アクセスを充実させることで住環境の向上につながるとともに、新たな流入人口の増加も期待できます。
市街地整備だけでなく、周辺の各地域においてもそれぞれが持つ自然や文化などの地域資源をさらにブラッシュアップする「地域の宝磨き上げ予算」も昨年に引き続き確保し、モネの池や温泉施設、高賀神社や高澤観音などいった文化財や豊かな自然などを活かした魅力づくりにも力を注いで参ります。地域委員会を中心に市民の皆さまの衆知を集め地域課題を解決するとともに、自律的な地域組織の活動によって日本一しあわせなまちを、文字通り市民の手で創っていけたらと願っています。
市民の皆さまが心に描いている輝かしい関市の未来を、一つずつ実現していくために、今年も市政運営に全力を投入することをここに改めてお約束いたします。今後とも市政に対しまして深いご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
新春の門出にあたりまして、皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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