市長のしあわせコラム(平成29年12月)
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☆ 国を超えても同じ雰囲気が・・・ ☆
11月7日から15日の7泊9日の日程で、古田肇・知事のヨーロッパ訪問に同行しました。最初に訪問したスペインでは、首都マドリッドでの県観光プロモーションなどに参加した後、スペインの「刃物のまち」である古都トレドを訪問しました。
トレドは昔から鉄製品、特に剣の生産で知られていて、市内に並ぶお土産品の中にもサーベルなどの剣が並んでいます。ただし、現在、トレド市内で手作りにてサーベルなどを作っているのは一軒だけだそうで、今回はその一軒を訪問して工房を見せていただきました。
建物自体も歴史あるものでしたが、工房の中に入ると国は違えども刃物作りの現場は驚くほど関市と雰囲気が似ています。
「トンカン」と響く槌音や、刃を研ぐときの火花を見たら、それだけで嬉しくなってしまいました。
サーベルなどの剣は日本刀とは違い、切るというよりは強く叩いて騎乗している相手を落とす目的で作られており、日本刀よりかなり重さがありますし、固い甲冑を叩いても折れないように柔軟性があります。
日本刀と同じようにサーベルも愛好家がおり、この工房で作ったものは、別の業者などに卸すのではなく、すべて工房で捌くことができるそうです。
マドリッド市内での県産品を扱うショップには、関市の包丁などの刃物製品を並べていただいていましたが、お店の方に伺うと売れ行きもなかなか好調なようです。
マドリッド市内の日本料理店シェフの方とも懇親の場を持ちましたが、一般家庭だけでなくプロの料理人の世界へも、スペイン国内で関の刃物が切り込んでいく余地はありそうだと感じました。

トレドの鍛冶屋
刀剣工房兼店舗の前でオーナーと
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