市長のしあわせコラム(平成31年1月)
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「初心忘るべからず」
新年、明けましておめでとうございます。市政に対する抱負は巻頭で述べていますので 、このコラムでは個人的な抱負を紹介します。 早いもので高校時代に市長を志してから30年、市議会議員の初当選から12年、市長初 当選からでも8年目を迎えています。今年のテーマは「初心忘るべからず」とします。
一般的には「はじめの純粋な志や謙虚な心を忘れてはならない」という意味で使われ ますが、この言葉は室町時代に能を大成させた世阿弥が著した「花鏡」という本の中に 出てきます。具体的には、次のような3つの言葉です。
是非の初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
「是非の初心」とは、若い頃の未熟な芸を忘れなければ、そこから向上した今の芸も正しく認識できるということ、「時々(ときとき)の初心」は、年盛りから老後に至るまでの各段階で年相応の芸を学んだ、それぞれの初めての境地を覚えていることにより、幅広い芸が可能になるということ。最後の「老後の初心」は、老後にさえも、ふさわしい芸を学ぶ初心があり、それを忘れずに限りない芸の向上を目指すということ。(以上、「文化デジタルライブラリー」参照(http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/)(別ウインドウで開く) 高校時代に抱いた素志を忘れることなく、今の自分自身の未熟さを自覚しつつ、現在 地に安住することなく修養と努力を重ねる一年にしたい、と思います。
平洞山(平成地区)から望む初日の出
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