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市長のしあわせコラム(令和2年7月)

[2020年6月25日]

ID:15572

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簡潔明瞭に伝える

  以前、ある本に「読解力は本を読むことでしか養われない」という趣旨のことが書かれていたことを覚えています。 「日本人の3 分の1 は日本語が読めない」という刺激的なタイトル記事を、ネット上で目にすることがありますが、これらは日本も参加した国際成人力調査(PIAAC)の「読解力」・「数的思考力」・「IT を活用した問題解決能力」等の調査結果を基にした記事が多いようです。
 読み書きができない、という識字率の割合ではなく、「読解力」調査の結果が、レベル2 以下(レベル5 が最高)が占める割合が28%弱となるため、これが3 分の1 の根拠と思われます。
 日本語の読み書きはできるが、日本語の文章の意味することが正確に理解・把握できない、すなわち読解力がない、という数字です。
 「3 分の1」という割合は驚きですが、ただし、このPIAAC の調査に参加した24 ヵ国・地域の中では読解力の平均点は日本がトップです。(ちなみに、数的思考力・IT を活用した問題解決能力も平均点はトップ)
 ただし、国際的にトップレベルとはいえ、3 分の1 の方が日本語の文章でも理解しづらい、ということは頭においておくべき、と思います。
 市役所から、郵送なり、ホームページなりで、さまざまな数多くの文書・お知らせ等を出すわけですが、役所はともすれば、後で苦情を言われたくないがために、「これでもか」と抜けがないようにとにかく並び立てる傾向があります。
 国や県との役所同士のやり取りなら、これで良いのですが、市民の皆さん向けの文書・お知らせ等は、頭を切り替えて分かりやすく示さないといけません。
 よく、「中学校2 年生が読んでもわかるくらいに」と職員にお願いをするのですが、これは子ども向けに書いてほしい、と言っているのではなく、内容が分かりやすい文章であることは、誰にとっても(市長の私にとっても)メリットしかないからです。

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