市長のしあわせコラム(令和3年10月)
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良い人間関係こそ
史上最も長期に渡って成人を追跡した研究は「ハーバード成人発達研究」と呼ばれるもので、1938 年(!)の調査開始以来、すでに 80 年以上の長きにわたって研究が続けられています。
この研究の目的は、「幸福と健康の維持に本当に必要なものは何か」を明らかにすることで、ボストンで経済的に恵まれない環境で育ったグループと、ハーバード大学を卒業したエリートグループ、この 2 つのグループを対象としています。
この研究の結論は、私たちの幸福と健康を高めてくれるのは、お金や名誉ではなく、「良い人間関係」というもの。
詳しい研究内容は右にまとめてありますが、1 年半の長きにわたって続くコロナ禍で、市民の皆さんの生活に思いを致すとき、いつもこの言葉が浮かんできます。
コロナ禍において、良い人間関係を作る場、すなわち地域・職場・学校・スポーツ活動など、交流を深めることができる場がどうしても少なくなっています。
しかし、こういう状況にあっても、コロナ感染防止対策を最大限にとるという前提で、私としては、「良い人間関係」を持てる機会を可能な限り守りたい、と思っています。
緊急事態宣言下、近隣自治体では運動施設等も含めた公共施設を、一律にすべて休館とする対応がほとんどですが、関市の場合、一定の利用制限を設けながらも原則として開館する方針です。(ただし、仮に利用者間でクラスターが発生したならば、その施設を休館する可能性も当然にありますが)親しい友人や気の置けない仲間と会話をしたり、笑いあったり、声をかけあったり、身体を動かしたり・・・コロナ禍ではありますが、人との繋がりを持ちつづけましょう。
【良い人間関係とは? 3つのポイント】
1家族、友人、地域などに繋がっている人ほど幸福で健康である。
2人間関係は量より質。誰か一人でも深く信頼できる人がいることが重要である。
3良い人間関係は、身体だけでなく脳にもよく、記憶障がいなどが現れにくい。
※ハーバード成人発達研究より
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