小瀬鵜飼と文化財

　このページでは、小瀬鵜飼の文化財指定の情報や、継続しておこなっている学術調査の内容・調査結果等を紹介します。

　小瀬鵜飼観覧船の乗船予約など観覧情報については、以下のページをご覧ください。

• 小瀬鵜飼観光案内（関市ホームページ）　小瀬鵜飼～一千有余年の歴史～（別ウインドウで開く）
• 小瀬鵜飼観覧船乗船予約など　関遊船ホームページ（別ウインドウで開く）

　小瀬鵜飼に関係する指定文化財を紹介します。

　　指定年月日　　平成27年3月2日

　　所在地　　　　　関市池尻、岐阜市長良

　　※指定理由など詳しくは、国指定文化財等データベース（別ウインドウで開く）　をご覧ください。

　　指定年月日　　平成18年6月6日

　　所在地　　　　　小瀬　（足立陽一郎鵜匠の家屋）

　　指定年月日　　平成22年6月10日

　　保持者　　　　　石原文雄　氏

　　指定年月日　　平成26年3月31日

　　所在地　　　　　池尻・小瀬（鵜匠の家）　武芸川町八幡（関市文化財保護センター）

　関市では、鵜飼用具の調査など、継続的に「関市小瀬鵜飼習俗調査」を行っており、調査結果を報告書にまとめて発行しています。ここでは調査の内容を、報告書ごとに紹介します。

　なお、報告書は関市立図書館で閲覧できます。（販売等はしておりません）

　平成29年度から令和元年度にかけての調査では、「小瀬鵜飼らしさ」を追求することを目指しました。「小瀬の文化的景観」と「小瀬鵜飼と川合玉堂の関わり」を調査対象として、小瀬鵜飼の特質を、自然環境と歴史的環境をとおして明らかにする調査でした。

　この調査を通して、東京藝術大学所蔵の川合玉堂作「鵜飼」（別ウインドウで開く）が、関市の小瀬鵜飼を舞台に描かれていることが明らかになりました。このことは、令和2年6月市長定例記者会見(資料7)で発表しています。

1. 小瀬の成り立ち
2. 地図にみる小瀬の土地利用
3. 特徴ある景観構成要素
4. 小瀬の生活・生業の時空間

1. 本調査の経緯
2. 玉堂と長良川鵜飼
3. 昭和六年の「鵜飼」
4. 小瀬鵜飼が描かれた背景と玉堂の鵜飼図のその後

　小瀬の鵜匠家に伝わっている鵜飼用具を体系的に知るために、平成22年度から平成27年度にかけて、「小瀬の鵜飼用具」の調査を行いました。

　調査成果から、小瀬の鵜匠家に伝わっている鵜飼用具（244点）の文化財的価値が高いと判断し、平成26年3月31日に「小瀬の鵜飼用具」として関市重要有形民俗文化財の指定をおこないました。

1. これまでの小瀬鵜飼の調査の経緯
2. 今回の調査の経緯
3. 調査の方法

1. 「小瀬の鵜飼用具」の特徴
2. 鵜匠の家　岩佐（岩佐昌秋鵜匠家）蔵の鵜飼用具
3. 鵜の家　足立（足立陽一郎鵜匠家）蔵の鵜飼用具
4. 関市教育委員会所蔵（足立茂樹氏寄贈）の鵜飼用具

　平成17年、小瀬鵜飼は岐阜市の長良鵜飼とともに「長良川の鵜飼漁」として岐阜県重要無形民俗文化財に指定されました。関市では、「鵜飼漁」のみならず、鵜飼を支える数々の技術の文化財的価値を評価し、平成22年には「鵜飼用具作製にかかわる竹細工技術」として、石原文雄氏の技術を関市重要無形民俗文化財に指定しました。
　この報告書では、継続的に調査してきた鵜飼用具作製にかかわる竹細工技術と、鵜飼に関する古文書の調査成果をまとめています。

1. 石原文雄氏の来歴
2. 石原氏が作製する鵜飼技術
3. 鵜籠（二つ差し）の作製工程

1. 石原氏の竹細工道具について
2. 竹細工道具一覧

1. 石原氏の竹細工製品の概略
2. 石原文雄氏所有の竹細工製品一覧

1. 足立陽一郎家について
2. 足立陽一郎家文書目録

　関市・関市文化財活用事業実行委員会では、小瀬鵜飼の魅力を市民の皆さんに知ってもらうために、調査成果を活かした普及啓発事業をおこなっています。

※令和2年2月以降の事業について、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、一部中止しています。

　鵜飼観覧船（木造船）を棹と櫂で操船する体験事業です。

　市内小学生親子を対象に参加者を募集し、夏休みに開催しています。

　小瀬鵜飼の鵜匠家と、周辺の文化財（弥勒寺官衙遺跡群、関市円空館など）を、解説つきで巡るウオーキングツアーです。

　広報せきなどで募集しています。

　　小瀬鵜飼で使われている竹細工技術を、ミニ鵜籠作りなどを通して体験する講座です。

　　広報せきなどで募集しています。

　戦前、皇室の「遊猟場」として全国各地に設置された御猟場のなかで、長良川筋御猟場の特殊な性格と、その職員となった鵜匠の地位などについてお話していただきます。

　　講師　　大塚　清史　氏　（岐阜市歴史博物館長）

　　日程　　令和4年1月22日（土曜日）

　江戸時代に長良川の鵜飼を観覧した記録を読み解き、その歴史的背景を探ります。

　　講師　　望月　良親　氏　（高知大学講師）

　　日程　　令和3年2月20日（土曜日）

　　講師　　上杉　和央　氏　（京都府立大学文学部 准教授）

　　日程　　令和2年2月15日（土）

　　講師　　三戸　信恵　氏　（山種美術館 特別研究員）

　　日程　　平成31年1月26日（土）

　　講師　　久津輪　雅　氏　（森林文化アカデミー 准教授）

　　日程　　平成29年11月23日（祝）

　　講師　　賀来　孝代　氏　（毛野考古学研究所 調査研究員）

　　日程　　平成28年11月23日（祝）

　　講師　　三舟　隆之　氏　（東京医療保健大学 准教授）

　　日程　　平成27年11月3日（祝）

　　講師　　昆　政明　氏　（神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 特任教授）

　　日程　　平成26年11月30日（日）

　　講師　　卯田　宗平　氏　（東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク機構）

　　日程　　平成25年12月14日（土）

　　講師　　石野　律子　氏　（神奈川大学日本常民文化研究所 客員研究員）

　　日程　　平成24年7月28日（土）

　　講師　　筧　真理子　氏　（公益財団法人犬山城白帝文庫 研究員）

　　日程　　平成24年7月28日（土）

　
※講師の所属・役職は、講演会当時のものです。

　　題名　　玉堂が好んだ小瀬鵜飼

　　期間　　令和3年7月22日から9月12日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　令和元年7月20日から9月8日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成30年7月21日から9月9日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成29年7月22日から9月10日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成28年7月16日から9月4日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　関市文化会館

　　　期間　　平成27年7月28日

　　　会場　　関市文化会館　ホワイエ

　　わかくさ・プラザ

　　　期間　　平成27年7月31日から8月30日

　　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成26年7月26日から8月31日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成25年7月27日から9月1日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成24年7月13日から8月26日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室

　　期間　　平成22年4月23日から6月20日

　　会場　　わかくさ・プラザ　特別陳列室