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あしあと

    市長コラム(令和7年7月)

    • ID:22226

    戮力協心(りくりょくきょうしん)~力を合わせて心を一つに事をなす~

    Vol.9 ~大阪・関西万博~関市の伝統文化を世界へ発信

     6月上旬に開催された大阪・関西万博EXPOホールでの「岐阜県の日」イベントで、関市の誇る伝統文化を世界に発信する貴重な機会をいただきました。

     今回の万博では、刀匠とスイスのデザイナーが協力して生み出した「本関刀 Honsekito」が多くの注目を集めました。第26代藤原兼房刀匠が手掛けた刀身に、世界的なデザイナーとの連携により、シンプルで繊細かつ湧き上がる力強さを兼ね備えたデザインとなっています。

     また、居合道の演武ではこどもから大人まで幅広い年齢層の剣士たちが、青竹の居合切りを堂々と披露し、職人技や文化継承の力強さを感じていただけたと思います。長い歴史を通じて培われた日本刀の技術が未来へ確かに受け継がれていることを、多くの来場者に実感していただけたことを嬉しく思います。

     さらに、同じ6月に開催された「食と暮らしの未来ウィーク」内の展示企画「RELAY THE FOOD~未来につなぐ食と風土~」では、伝統漁法「小瀬鵜飼」の道具をご紹介させていただきました。豊かな自然のなかで営まれてきたこの漁法は、この地域の歴史と風土を象徴しており、多くの人にその文化の奥深さを知っていただく機会となりました。

     1970年の大阪万博は、私が中学校の社会見学で訪れた思い出深いイベントです。当時はテレビ番組での盛り上がりもあり、未来や世界への期待感は今も強く心に残っています。今回、実際に万博会場で関市の誇る伝統文化を世界へ発信できたことは、非常に意義深いものとなりました。

     これからも長い歴史に培われた伝統技術と文化を守り育て、未来につなぐ取組をさらに進めてまいります。皆さまにも改めて関市の素晴らしい魅力を認識していただき、共に未来を創っていきましょう。


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