市長コラム（令和7年9月）

　7月22日から26日にかけて、友好都市である中国・黄石市をはじめ上海市などを訪問しました。関市と黄石市は、平成9年に友好都市宣言を交わして以来、交流を深めてきた歴史があります。今回の訪問は、この友好関係をさらに発展させる重要な機会となりました。
　黄石市訪問では、両市のさらなる交流と発展を目指す友好親善協定を再締結。観光、文化、教育、産業といった多岐にわたる分野での連携強化と交流促進に合意しました。2027年の青少年学生代表団受入や、2030年の両市の市制80周年式典への代表団派遣も約束され、友好がより一層深まる感動的なひとときとなりました。
　また、友好都市締結の契機となった関市のアパレル企業・株式会社サンテイの現地法人を視察しました。サンテイ創業者の故・常川公男さんが黄石市に残した大きな功績に改めて畏敬の念を抱きました。
その後、上海市に移動し、貝印グループの海外子会社を訪問。人件費高騰や労働力減少に対し、自動化・省人化で生産性向上を図る取組も印象に残っています。生産しているカミソリの刃体が関市小屋名で製造されていると聞き、感慨深い気持ちになりました。
　今回の訪問を通じ、黄石市の経済発展の勢い、市民の温かさ、そして両市の友好関係の重要性を再確認することができました。今後も両市のさらなる発展のため、さまざまな分野での交流を深めてまいります。